ひらけ、ぬま。

めそ

2009年08月15日 12:39

「そう、問題は、人生ジリ貧なのだ」




出版社に勤めるハナメは、ビミョ~な女性誌の編集者。微妙すぎて売り上げが伸びず、ついに休刊。会社を辞め、好きな男にもフラれ、人生をやり直そうと思った矢先に、ハナメの父親が沈丁花ノブロウという知らない男である事実を知る。確かめようと実家に行くと、母親は河童を探しに行って池に落ち、病院に運ばれていた。手紙の住所を頼りに、沈丁花ノブロウを訪ねると、そこは「電球商店」という怪しげな店だった。

冒頭からそんなモノローグで始まり、とても他人事とは思えない主人公にすんなり感情移入
「意地を張り続けているうちに、その意地の重さでドロ沼に沈んでいく」
ってまさに私のことじゃないかああああああああああああΣ(´Д`il|li)
という私にとってはちょっと頭の痛い設定だったのですが
三木聡の持ち前の笑いのセンスとちょっと突拍子のないクライマックスでとても楽しかったです
いや、招き猫が出てくるだろうとは思っていたし、他にカッパ程度の生き物なら想定してたのですが
まさかまさか、あんな大物が出てくるとは!!!!!
あ、でも『亀は意外と速く泳ぐ』のラストを考えればあれくらい壮大な動物が出て来るのも頷けるかも
あと加瀬亮のモヒカン姿もなかなかよかったです(●´ω`●)

最後には爽快感と幸せな気分が残り、エンディングで流れるYUKIの『ミス・イエスタデイ』にまたぐっと来ました
映画を観たあとで聴くと、この歌詞にはこういう意味があったのかと新たな発見もあったり・・・



帰り道はやっぱりミス・イエスタデイを聴いていたんですが
映画館の音響で聴いたあとにiPodで聴くとその音の悪さにちょっとびっくりしました^^;
普段はあんまり気にしなことにしてるんですけどね・・・

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