2009年12月31日 09:27
韓国からオンボロなボートにひとり乗り込み、日本の闇組織のボス、ボギョンに「荷物」と手作りキムチが入った壷を運ぶヒョング(ハ・ジョンウ)。ボギョンの手下でそのボートをいつも出迎える冴えない男、亨(妻夫木聡)。ある日、いつも通りに「荷物」を日本へ運んだヒョングが何者かに襲われ、「荷物」が消えてしまう。合流した亨と見つけた「荷物」の中身は・・・。家族を背負い、そこから抜け出せない亨と、母親から見捨てられ、1人で生きてきたヒョング。境遇も国籍も違う。敵でもなく味方でもない。ただ生きるために2人が手を組んだとき、運命の歯車が動き出す。
不倫相手の子を身ごもった銀行支店長レベッカ、不治の病に侵されたレズの恋人と暮らしている占い師クリスティーン、恋人からの電話を待ち続ける女医エレインら5人の女性。互いに悩みを抱える彼女たちの“決断“を見つめる。
今どきの女子高生、ジュノ16歳。好奇心から、ちょっと気になる同級生ブリーカーとの1度きりのセックスで、まさかの妊娠!! 突然ブチ当たった“妊娠”という大きな壁に悩むジュノ。両親にどう伝える? 学校はどうする? ブリーカーとの関係は? そもそも、産むの? 産まないの? そんな時、新聞で里親希望の広告記事を見つけて……。大きくなるお腹とともに、心も成長していく彼女が導き出した答えとは?
11年と16日、施設で孤独な日々を耐えていた少年。「パパとママに会いたい-」その想いだけを胸にNYへやって来た。何ひとつ手がかりがないまま、両親を探し続ける毎日。しかし、その旅の途中で出会う人々、生まれて初めて手にした楽器の数々が彼の運命を変える。彼はストリートで無心にギターをかき鳴らし、あふれる両親への愛を音符に託し続ける。必ずこの音は、この世界のどこかにいるふたりに届くと信じて・・・
求人広告で“旅のお手伝い“とのフレーズを見た大悟はNKエージェント社を訪れるが、そこで扱っているのは“旅立ちのお手伝い“、遺体を棺に納める仕事だった。大悟は妻に仕事の内容を隠したまま、納棺見習いとなる。
パキスタンのペルシャワール。ここの難民キャンプで暮らすアフガン少年のジャマールと従兄弟のエナヤットは密入国業者の手はずにより、ロンドンへと旅立つ。ふたりは様々な危険を切り抜けながら夢の街、ロンドンを目指すが……。
さよ(伽奈)はタイ北部、チェンマイのゲストハウスで働く母(小林聡美)を訪ねる。4年前、祖母にさよを預けて旅立った母は小さなプールのある場所で、オーナーの菊子(もたいまさこ)や手伝いの市尾(加瀬亮)らと楽しそうに過ごしている。そこにはタイ人の少年(シッティチャイ・コンピラ)も同居しており……。
1962年、カストロ政権になり、社会主義国権になったキューバに危機感を抱いた米国は、国交を断絶。キューバはソ連と手を組み、米国を直撃するミサイルを配備する計画を企てる。これを知ったJ・F・ケネディ大統領は、ある決断を迫られ…。
東京の食品会社に勤めるサラリーマンの公彦は、熱狂的な舞妓ファン。なんと舞妓さんのHPも作成している。そんな彼に京都支社への転勤話が。狂喜乱舞する公彦。ついに夢にまでみたお茶屋体験ができる!彼は恋人の富士子をふって、いざ京都へ。公彦は“一見さんお断り”という敷居の高いお茶屋を、仕事で結果を残して、社長に連れてってもらうことで突破!しかし、舞い上がったのも束の間、野球選手がお金にモノをいわせて豪遊しているのを見て、ライバル心が沸いてくる。そんなとき富士子は「舞妓になって見返してやる!」とこっそり京都で舞妓修行を始める…。
刑事の内海は謎の絞殺死体の捜査を続けるなかで、被害者の別れた妻の隣人・石神が、物理学者・湯川の大学時代の友人であると知る。彼女から相談を受けた湯川は、石神が事件に関与しているのではないかと推理し……